こえのおと

進みの遅い声優の情報ブログ

ゆいかおりはなぜ売れなかったのか?解散理由はなんだったのか?

前回の記事の約束通りゆいかおりが売れなかった理由について考察していこうと思います。

ゆいかおりの売上

まずはゆいかおりの売上を見ていきましょう。

SG 10-05-12 1,361 1,750 Our Steady Boy
SG 10-07-21 927 927 ふたり/VIVIVID PARTY!
SG 10-11-17 974 974 HEARTBEATが止まらないっ!
SG 11-04-06 1,098 1,423 Shooting☆Smile
AL 11-09-21 2,878 3,411 Puppy
SG 12-03-14 3,615 4,051 君のYELL
SG 12-10-31 6,737 7,537 ウェイカッ!!
SG 13-03-13 6,997 8,352 Shiny Blue
AL 13-10-23 10,556 12,620 Bunny
AL 13-10-23 3,043 3,461 Puppy
SG 14-04-09 7,900 9,137 LUCKY DUCKY!!
SG 14-07-02 8,791 10,334 Intro Situation
SG 15-01-07 5,208 6,542 NEO SIGNALIFE
SG 15-08-05 7,733 10,905 Ring Ring Rainbow!!
AL 15-11-04 8,847 10,578 Bright Canary
SG 16-08-10 6,706 8,250 Promise You!!
B-AL 17-06-21 6,678 8,499 Y&K

初週売上は6,000枚から7,000枚で推移することが多く、初週で1万枚に届いたのがアルバムのBunnyのみです。一方、小倉唯さんはシングルでも初週12,000枚程度は売り上げるし、石原夏織さんもデビューシングルは1万枚を超えた。

2人いるから売上は2倍になるというつもりは毛頭もないが、それでも1万枚に届かないのは少ないと評さざるを得ません。ではなぜ売れなかったのかを考えていきたいと思います。

Y&K(Blu-ray Disc付)

タイアップが弱かった

まずはタイアップが弱いという問題があります。アニメのタイアップは『kiss×sis』と『城下町のダンデライオン』『ヴァンガード』くらいで、他はノンタイアップかゲームなどのタイアップです。
「LUCKY DUCKY!!」は先日終了したランク王国のテーマソングになっていた時期もありましたが、バラエティーの深夜帯のテーマソングでは売上には結びつかないでしょう。

タイアップはその声優に興味がなくてもアニメファンに手に取ってもらえるので、ファン層を広げるチャンスでもあるのですが、それに恵まれなかったのは残念です。

似たような曲が多い

これは私の感想なのですが、ゆいかおりって似たような曲が多くないですか?大抵のシングル曲はポップでキュートでクールなダンスチューンという言葉に収まってしまうような気がします。

同じアーティストの曲調はどうしても似るとは言え、シンガーソングライターと言うわけでもないのですから、様々な作曲家にお願いして、いろんな曲調の曲をシングルとして出せば良かったのではないかと思います。

声優ユニットとして成功しているスフィア、TrySailなどは曲調が豊かでライブでも飽きさせないですし、アルバムになったときに色んな曲が聴けて楽しいです。同じような曲ばかりだとその曲調のファンは嬉しいかもしれませんが、アーティストへの入口が狭まってしまうのではないでしょうか。

声優2人ユニットが売れるのは難しい

女性声優ユニットで現在も活動していて有名な2人組ユニットがいます。petit miladyです。

petit miretta(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付)

悠木碧さんと竹達彩奈さんという今の女性声優界を代表するような2人のコンビですから、さぞかし人気かと思いきや、CD売上は5,000枚前後です。ただ、悠木碧さんと竹達彩奈さんのそれぞれのソロでの売上が5,000枚前後なので、petit miladyが、そこまで売れていないと言うわけではありません。

しかし2人組ユニットというのは、売れるのはやはり難しい気がします。女性アイドルユニットで2人組のものは数えるほどしか思い浮かばないのではないかと思います。やはり人数が多い方がダンスの迫力はありますし、歌唱力も大人数でカバー出来ますので見栄えが良いです。
欅坂46のようなダンスを2人でやったところで別に迫力はないですし話題にもならないでしょう。2人組アイドルを成立させるには、高い技量が求められます。ゆいかおりは、ダンスの腕や歌唱力は高いレベルでしたが、それでも多人数声優ユニットにはパッと見で見劣りするものがあったのではないかと思います。

元々が声優ユニットではなかった

小倉唯さんと石原夏織さんはともにHAPPY!STYLE Rookies出身でアップフロント系列の事務所スタイルキューブ出身です。アップフロントということはモー娘。や°C-uteなどのハロプロ系列と同じなのです。

つまり彼女らは声優ユニットとして誕生したわけではなく、アイドルユニットとして誕生したのです。その証拠として、初期の頃はアイドル系雑誌の露出が多かったですし、水着も披露していますし、握手会ならぬ腕相撲会も開催しています。ライブのコールなども初期の曲はアイドル系のコールが多いです。MIXやイェッタイガーなどはないですが、ノリはアイドルに近いものがあります。

そして、彼女らのアイドルっぽさを醸し出す雰囲気が声優ファンには少し受け入れにくかったのかなとは思います。楽曲も、かっこいいダンスチューンはドルオタには結構受けると思うのですが、声優オタはどうも可愛らしい曲とか、ただ安易に盛り上がれる曲が好きな傾向が強いように思います。その辺で需要のミスマッチがあったのかもしれません。

まとめ

ゆいかおりはポテンシャルは高かったものの、売上はいまひとつ伸びきれない理由を考えてきました。結果的には2人がソロになって2人とも売れたので良かったですが、ゆいかおりというユニットがなくなったのはやはり寂しいですね。
ゆいかおりの活動休止は、売上が思うように出なかったことや、声優業への専念、上層部や彼女らの戦略上の思惑など様々な要因が絡んだ結果だと思います。
一応解散ではなく活動休止なので、また再びゆいかおりとして復活するのを楽しみに待ちましょう。