こえのおと

一歩進んだ声優の情報ブログ

アイマスPは面倒くさい?種田梨沙騒動に関して思うこと

若手女性声優の仕事と言えばアイドルマスターラブライブなどのアイドルコンテンツだろう。時間的拘束が強いので、比較的暇な若手声優を青田買いしてコンテンツに奉仕させる仕組みができている。

特にアイドルマスターはその傾向が顕著で、ミリオンライブでは各事務所の今後の推し声優を纏めて採用したし、シャイニーカラーズでも、優秀な新人声優をごっそり確保した。しかしながらアイドルマスターに出るのは声優にとってメリットとなるのだろうか?

アイマスPは面倒くさい

アイマスを好きな人間、いわゆるアイマスPとは面倒な人間だなと思う。出てきたシナリオに対していちいち自分の好きな二次元アイドルはこんな発言をしないだとか、設定を無視しているだとか難癖をつけたがる。声を担当する声優に対しても上から目線で指図しがちだ。

最近ではミリオンライブの田中琴葉役の種田梨沙に対して、イベントに出てこないから許さないなどと完全に自己中心的としか思えない暴言を吐くものが、匿名のはてなダイアリーに寄稿していた。
https://anond.hatelabo.jp/20180330164431

またアイマスに採用された声優のTwitterアイマス声優としての気概を持つようにとリプライを送るものまでいる。お前がアイマスファンとして節度ある行動をしろと言いたい。もちろん全員がそうではないが、そういう人が目につくのは事実である。

アイマスは実は声優のキャリアにおける貢献度は薄い。多少名前は売れるのは否定しないが、二次元アイドルが主のコンテンツであり、声優は副である。ミリオンライブのように主が弱い場合は副にスポットライトが当たる場合もあるが、基本はそうではない。先ほどの田中琴葉のために種田梨沙は自己犠牲しろという意見も声優を付属物としてしか考えていないから出てくる発言だろう。

シンデレラガールズに出た声優が、アイマス以外でも大活躍できているかと言われるとそうでもない。活躍できている声優はアイマスに出る前から活躍していた声優である。

またアイマスは意外と仕事の数が少ない。それはアイドルの数が多いからだ。ラジオもMCの数人だけが定期的に仕事がもらえる。ライブも一人の取り分は少なくなる。

アイマスPは、アイマスに出られて声優もさぞ鼻高々なのであろうなと思っているのかもしれないが、当の本人にとっては数ある仕事のうちの1つでしかない。アニメの1つのレギュラーよりも扱いとしては軽いかもしれない。

アイマスは大した実入りもないのに、面倒な連中の相手をしなくてはならない厄介な仕事と捉えられているかもしれない。それでもしょうもないアプリゲームに出るよりは、マシな部分もあるのは事実だが。

ラブライブの場合

一方、ラブライブの場合はアイマスよりはこの傾向が弱い。やはり人数が少ないので全員にスポットライトが当たりやすい。拘束される度合いももちろん圧倒的に高いかもしれないが、ラブライブに関連した仕事をやっているだけで数年間は普通に生活できるだけの量を用意してくれるはずだ。

そして、μ’sのメンバーが後々に続々とソロデビューしたように、ファンを付けるのにも役に立つ。それはラブライブというのが、そもそもアイドルの文脈上にあるコンテンツだからである。ファンもアイドルファンの素質がある人がメインではないだろうか。

声優自体をアイドル視してくれているからか作品に対するダメ出しはあまりしない印象がある。まあ少なくとも声優に対する文句をぶちまけることはない。南條愛乃がイベントに出なくても、こんなクレームは表面化しなかった。ただアイドルファンという性質は別の厄介さを孕んでいるのだが、そこはこのブログの範囲外である。

アイマスのメリット、ラブライブのデメリット

ではアイマスはデメリットしかなくて、ラブライブはメリットしかないのかと言われると、そうでもない。

ラブライブに参加できている声優はその活動ができているうちは間違いなく声優として勝ち組だ。だがその後についてはどうなるのか全く保証はない。大手の事務所で地位が確立できているのであれば、その先も仕事は続くかもしれないが、ラブライブの声優の大半はそうではない。

μ'sだろうがAquorsだろうが、その後声優として活躍しているメンバーは数少ないし、活躍しているのは前から活躍していた声優だけである。

一方のアイマスは数ある仕事の1つとしての活動なので、その先にも続く道が見えている人が多い。そもそもが大手の声優事務所からキャスティングするので最終的に声優として生き残る確率が高い。ただアイマスなど別にやらなくともキャリアには大した影響がない。今売れている若手声優は全員アイマスに出ているかというと否である。むしろ出ていない方が多い。

まとめ

今の時代はやはり多くの注目を浴びたくて声優を志す人が多いのではないか。アイマスに参加してもその願いは本当に叶うのか。アイマスに参加したところで自分自身のファンは大して獲得できない。

アイマスに参加している声優に上から目線でアイマス一門に受け入れてやっているなどという態度はやめて、アイマスのアイドルに声を当ててくれてありがとうというくらいの態度であるべきではないだろうか。またシナリオを書くライターに対しても同様である。