イベントに行く人(イベンター)は行かない人(在宅オタ)よりも偉いのか?

ある声豚が女性声優の高田憂希さんの使用後の便器を触り、それをSNSにアップするというトイレ事件が問題になった。この行為自体は論じるまでもなくクソなのは当然だが、これをやった声豚がTwitterで「在宅カスはイベントに来ないんだから文句言う資格もない」「在宅カスが悪い」というようなことをツイートしていた(該当ツイートおよびアカウントは凍結済み)。

トイレ事件に関しては、イベントに対しての文句ではなく非常識な振る舞いに対する批判なので、在宅のせいにするのはお門違いも甚だしく論外であるが、イベンター(現場ヲタ)は在宅ヲタよりも偉い、という考え方はかなり昔から言われていることで、イベンターには同じ考えを持っている人も多いのではないかと思われる。では本当にイベンターは在宅よりも偉いのだろうか?

まず私は、声優ファンでイベンターになる意味がよく分からない。そんなにライブやイベント第一主義を掲げるのであればアイドルオタになればいいのではないかと思う。声優イベントよりもクオリティーは高いし、チェキや握手会なども頻繁に開催されるので、相手と触れ合う機会も多い。

声優に好きな人がいるから、声優を追いかけるという人もいるだろうが、その特定の声優(もしくはユニット)を追いかけているのなら分かるが、幅広く行っている人がほとんどだろう。

例えば件のトイレ事件を起こした人も、鈴木このみ、小倉唯、TrySail、A応P、水樹奈々、ナナシス、渡部優衣など、でかいイベントに行くだけが目的となっているとしか思えない参加の仕方をしている。

結局、声優を応援するつもりなんかなくて、ただ自分が騒ぎたいだけではないのだろうか?まあ本当に声優を応援しているのであれば、トイレ事件なんか起こすわけもないのだが。

次に声優の本業はイベントやライブではない。最近は声優のアイドル化によりライブが本業になっている声優もちらほらいるが、やっぱり声優の本業はアニメであり、ゲームであり、吹き替えであり、ナレーションだろう。よって在宅だって声優活動の真髄を十分に味わえるだろうと思っている。イベントは、もっと深く知りたいための付属品であって、行ったからといって偉いわけでもないし、行っていないファンを貶す理由にはならない。

ただし、アイドルの場合は、やっぱり現場が最前線になりやすいので、ライブに行かないことには始まらないという論理も分からないこともない(それでも在宅を見下すのはどうかと思うけども)。

また声優の場合は基本的にライブやイベントに立てるのは割と売れた声優なのに対して、アイドルの場合は全然売れてない地下アイドルの主戦場であるという違いもある。アイドルの現場ヲタが、アイドルを支えてやっているという自意識は、あながち間違いではない。しかし声優のイベンターの場合は、別にそいつがいなくても十分儲けている。またトイレ事件の人を例に出すが、どれも声優の本業で成り立っている人ばかりである。自分が推しを支えてやっているんだと思いたい人はやっぱりアイドルを追いかけた方がいい。

そもそもこういう在宅カスがどうのこうの言う人がいるからライブにも行きなくなくなるんじゃないだろうか?在宅を煽るのは、どうせ他のファンにマウントを取りたいためでしょうから、行ったところで全然盛り上がってないなどと文句つけられたり、1回行ったくらいで…などと言われたりするくらいなら、行かずに家で声優ラジオでも聞いてた方がマシである。

こういうとお前が在宅カスだから擁護してんだろと言われるだろう。最近は確かに全然イベントに参加していないが、昨年までは行ける範囲で好きな声優のものには結構参加していた。もちろん頻度はイベンターなどというには烏滸がましいくらいで、在宅カスに近いものだったし、元々騒ぐのも好きじゃないので、前列だと厄介系イベンターが煩いので、中列あたりで楽しんでいたのだけど。

なんで行かなくなったのかと言えば、色々個人的な事情が大きいのだが、私は声優が好きというよりも声優業界が好きということに気付いたからというのもあるかもしれない。もちろん麻倉ももさんや雨宮天さんをはじめとするTrySailのメンバーのことは、大好きで単純に会いたいので、イベントにも参加したいとは思っているのだが、チケットを買っても行けないことが多くなってしまっていた。

ということで、このブログはイベントレポートなどは少ない。まあそもそもレポートに気を取られてイベントが楽しめないのは嫌だから行っても書かないが。イベントに行かないのに声優を論じるなと、それを不満に思う人もいるかもしれないが、私は違う方法で声優と声優業界を楽しみたい。もちろんそれが高尚だとか偉いとかいうつもりはない。

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