こえのおと

進みの遅い声優の情報ブログ

【サンドリオン】なぜアイドル事務所が声優業界に続々と参入するのか?

先日といっても結構前のことみたいだが、友人が秋葉原を散策していると物凄い行列を発見したらしい。それは、どうやらサンドリオンのイベントだったようだ。サンドリオンは女性声優6人からなる声優ユニットである。この記事ではサンドリオンの簡単なまとめを書くとともに、最近頻発しているアイドル事務所の声優業界への参入の理由について考えたい。

サンドリオンとは?

サンドリオンスターダストプロモーション声優部による女性声優ユニットである。スターダストプロモーションとは言ってしまえばアイドル事務所で、有名なアイドルとしては「ももいろクローバーZ」「私立恵比寿中学」、男性ユニットであれば「超特急」などが所属している。スタダの声優部は2015年に設立された。現在22人が在籍しており、声優ユニットサンドリオンとグランシャリオがある。グランシャリオは過去に一度取り上げた。

サンドリオンという言葉はフランス語でシンデレラを意味する(Cendrillon)だが、グループの語源は「声の力で世界に煌めけ」がコンセプトの通り「Sound + Orion」で、ダブルミーニングになっている。2月1日にニューアルバム『WONDERLAND』が発売されたばかりで、2月10日には『下北沢GARDEN』にてワンマンライブを開催予定(チケットは完売)。現在人気急上昇中の声優ユニットである。


サンドリオンのメンバー

サンドリオンを知らなくても、サンドリオンのメンバーを知っている人は多い。なぜなら多くのメンバーがアイドルマスターシリーズなど有名作に出演しているからだ(ぜひ全員出て欲しい)。現在のメンバーは6人だが、過去には川田澪を含め7人だった。彼女は2017年11月に脱退している。

会沢紗弥


引用:公式Twitter

1999年9月9日生まれで現在19歳。埼玉県出身。笑った時の笑顔がキュート。八重歯好きにはたまらん。最近は料理を頑張っている。シンデレラガールズで関裕美役を担当。

黒木ほの香


引用:公式Twitter

1995年10月21日生まれの現在23歳。大阪府出身。シャイニーカラーズの大崎甘奈役。見た目クールな印象だが喋るとギャップがある。ラジオ『この木なんの木 青木と黒木』も評価が高い。

小峯愛未


引用:公式Twitter

1995年2月26日生まれの現在23歳。兵庫県出身。アイドルマスターの担当はまだない。アイドルらしい可愛さがある。激辛好き。音ゲーが得意。

小山百代


引用:公式Twitter

1995年11月30日生まれの現在23歳。北海道出身。アイドルマスターには出演していないが、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の主演・愛城華恋役。もともと劇団出身なのでミュージカル劇との相性は抜群。

汐入あすか


引用:公式Twitter

1997年9月27日生まれの現在21歳。千葉県出身。アイドルマスターにはまだ出演していない。アイスクリーム大好き。

成海瑠奈


引用:公式Twitter

1995年11月19日生まれの現在23歳。広島県出身。シャイニーカラーズの三峰結華役。ポケモン大好き。ポケモンカードにもハマり中。

なぜアイドル事務所が声優業界に参入するのか?

ここ最近アイドル事務所が声優業界に続々参入している。最もメジャーな事務所で言えばホリプロで、ホリプロスカウトキャラバンを声優アーティスト向けに2011年に開催した。

さらにサザンオールスターズ福山雅治PerfumeやBABYMETALなどが在籍するアミューズも2014年にオーディションで声優部門を新設し、それ以降『声優アーティスト育成プログラム・セレクション』などの声優オーディションを何度も実施している。アミューズ所属の声優には高槻かなこ富田美憂前田佳織里などがいる。

また秋元系グループもイコラブ(=LOVE)や22/7、さらには「キミだけにモテたいんだ」をプロデュース*1して声優アイドル業界への進出を目論んでいる節がある。本気ではないかもしれないが興味があるのは事実だろう。

なぜ、こんなに声優業界への進出が相次いでいるのか。最も大きいのは声優アイドルビジネスの巨大化だろう。アイドルマスターラブライブなどのアイドルものが大ヒットし、中の人も外の人に成り代わってステージに立つ機会が圧倒的に増えてきた。歌って踊ってトークをしてとやっていること自体は完全にアイドルそのものである。実際にサンドリオンアイマスやレヴュースタァライトにメンバーを送り込んでいる。

さらにホリプロが声優を募集した2011年は、スフィアなどアニメに立脚しない声優アイドルの成功例も出始めていて声優アイドルビジネスの可能性を感じさせる時期だった。一般アイドルはもうグループが乱立して過飽和状態にあるが、声優アイドルはまだブルーオーシャンだという認識が大手事務所にあったと思われる。そしてたとえユニットが失敗したとしても、一般声優というセーフティラインがあるのは大きい。

また、声優アイドルは多少年齢が高くても問題ないという利点もあったと思う。サンドリオンは年齢が23歳の人が一番多いが、23歳は一般アイドルで言えば卒業を考え始める時期に入る。アイドルオーディションは大抵は年齢制限が20歳以下、広く取っているものでも22歳以下だ。前述した「声優アーティスト育成プログラム・セレクション」は年齢制限を30歳まで取っている。年齢不問のものも多い。

そしてアイドルは寿命が短い。半数は5年以下でアイドルを卒業する。一方、声優アイドルは、その気になれば40歳を超えても活躍できる。年齢的にはアイドルは厳しいけど優秀な人材を受け入れる場所が声優アイドルだったのではないか。実際にAKBなどを卒業して声優に転向するアイドルも多い。それはアイドルよりも声優の方が長く活動できることを見越してだろう。

最後にひょっとすると将来的な養成所ビジネスに繋げるという可能性もある。養成所はめちゃくちゃ儲かるらしいので、大手芸能事務所が狙っていてもおかしくはない。

まとめ

しかしながら、声優アイドルは成功しやすいかと言えばそれも違うだろう。声優もスマホゲームのおかげで次から次へと仕事が増えているが、声優の数も激増しており、アニメやナレーションなどの声を当てる仕事以外がメインになっている人も少なくない。結局どこの業界でも実力勝負であって、サンドリオンはその勝負に勝利しつつある有望な声優ユニットなのは間違いない。

むかし冗談で日本人全員がAKBかEXILEになるなどと言われていた時期もあったが、最近の声優・アイドルの数は異常である。配信でお金を稼ぐネットアイドルのようなものも増え、少子化が進んでいるのに、このままだと本当に日本国民全員がアイドルまたは声優経験者(志望者)になる日もくるのではないかと思うほどだ。

*1:イコラブは指原莉乃プロデュース