【ナナオン】『22/7 音楽の時間』のレビューと感想 システムはほとんどバンドリ

秋元康がプロデュースする二次元アイドルユニット『22/7(ナナブンノニジュウニ)』のリズムゲーム『22/7 音楽の時間(ナナオン)』がリリースされた。一通りプレイしてみたので、そのレビューを兼ねて、プレイした感想や不満点を書き留めておきたい。

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22/7とは

まず、22/7とはなにか。一応のくくりは声優ユニットなのだが、秋元康プロデュースということもあって現在のファン層は声優オタではなくて一般的なアイドルオタクなのではないかと思う。11人のメンバーから構成されている。

滝川みう(CV:西條和)
藤間桜(CV:天城サリー)
河野都(CV:倉岡水巴)
佐藤麗華(CV:帆風千春)
戸田ジュン(CV:海乃るり)
丸山あかね(CV:白沢かなえ)
立川絢香(CV:宮瀬玲奈)
斎藤ニコル(CV:河瀬詩)
神木みかみ(CV:涼花萌)
東条悠希(CV:高辻麗)
柊つぼみ(CV:武田愛奈)

斎藤ニコルの声優は花川芽衣から変更になったというのは以前このブログでも取り上げた。外側はバーチャルアイドルやVTuberとしての活動を行っていて、中の人はSHOWROOMや握手会など一般的なアイドル活動を行いながら、声優を目指している。2020年の冬にはアニメ化もされた。

【22/7】花川芽衣の卒業と帆風千春は愛美の妹説について思うこと
22/7(ナナブンノニジュウニ)は秋元康がプロデュースしたバーチャルアイドルである。11人のグループで、バーチャルアイドルとは言うものの、中の人が顔出しまでしており握手会もやっている。声優ではあるが、普通の秋元康のアイドルグループのひとつと...

ゲームシステム

ゲームシステムは一言で言えば、バンドリと同じである。これは決して誇張ではなくて、パクリ疑惑もあるほど、あらゆるシステムがバンドリとそっくりなのだ。リズムゲームがベースで、それに加えてキャラクターとの親交を深めていく。

リズムゲームの部分は、私の感覚としては判定がかなり甘い気がするので、難易度はそこまで高くないかもしれない。リズムゲームに慣れていない人にも入りやすいゲームになっているのではないかと思う。オンラインでの協力プレイ?もあるが、これは単にスコアを合算するというだけなので、特別なものでもない。

楽曲は22/7のオリジナル楽曲に加えて、カバー曲がある。カバー曲はアニソンが比較的多いが、秋元康プロデュースというだけあって、AKB48や過去に秋元康が作詞した楽曲(例えば『恋するフォーチュンクッキー』や『青いスタスィオン』など)が収録されている。これは他のリズムゲームとの差別化要素になるだろう。ぜひ『アニメじゃない』や『メロスのように』を収録してほしい。

収録アニソンは、アニプレックスが噛んでいることもあり、今のところアニプレックス製作のアニメの主題歌しかない(『コネクト』や『oath sign』など)。現在は物語シリーズのイベントを行っていて、『君の知らない物語』や『staple stable』などが追加されている。将来的には『紅蓮華』なんかも追加されるのだろうか。

どうしてもキャストが新人声優なので演技は一部を除いて下手なのだが、歌はかなり上手いと思う。単純に上手いというか、可愛さと巧みさが両立していると言った方がいいだろうか。柊つぼみと佐藤麗華が歌う『Preserved Roses』なんかは原曲よりも好きかもしれない。バンドリを歌が下手という理由で叩いている人は、バンドリ辞めてナナオンに鞍替えすればいいのに。

私の好きな22/7のオリジナル楽曲をいくつか紹介する。以前『シャンプーの匂いがする』は紹介したので別の曲を。気に入ったのがあればプレイしてみてほしい。

ガチャ

ガチャは最高レアの星4の排出確率が6%と高い。ただ限界突破というシステム上、同じカードを重ねることが強化には必要なので、強くするには相応の金額が求められる。また、限定カードのピックアップの確率が0.6%とかなり低いのも厳しい。欲しいカード狙いも、お金を積むのが必要だろう。

ただゲームをプレイしているだけで、無償用の課金石は結構いっぱいもらえる。私も1週間程度、時間があるときにサボりながらプレイしたが、無課金で、10回くらい10連が引けるほど貰えた。まあスタート直後は石が多く配られるとはいえ、他のゲームに比べると豪奢だと思う。

グラフィックなど

グラフィックはLive2Dだが、ヌルヌル動くというわけでもない。少し表情も硬いような気がする。ライブなどでは当然ながら3Dでキャラクターが動く。衣装を変えたりして楽しめるのも他のリズムゲームと大きく変わることはない。

ストーリーだが、アニメと同様に滝川みうを中心に話が進む。メインストーリーは一応フルボイスなのだけど、演技がアレな感じなので、あんまり期待しない方がいい。ストーリー自体も無駄に引き伸ばしてるような印象を受けて、冗長に感じた。そのほかにキャラクター別のストーリーやカード別のストーリーもある。

ライバルキャラクターもいて、こちらは本職の声優が演じている。ChouChoというユニットは、中の人が吉岡茉祐厚木那奈美若井友希と全員81プロデュースの声優が担当。

不満点

バンドリがベースだけあって全体的にしっかりとした作りのゲームなのだが、不満点もある。まず通信量が多い。マルチでしばらく遊んで通信量を確認するとビックリしてしまった。がっつりプレイする人はWiFi環境が必須だと思う。またゲーム開始時に数百MBのデータのダウンロードが頻繁に入るのも、データ容量を圧迫する。もうちょっとスリムにならないものか。

バンドリにもあるが、プレイ終了後に会話が必ず挟まれるのもテンポが悪い。会話もスキップと爆速の早送りしかなく、テキストを読もうと思ったら連打するしかなくてストレスが溜まる。

あとイベントの期間がかなり長いのも気になる。物語シリーズのイベントは、前編だけで約10日間も続く。やることは同じ曲をプレイするだけなので、飽きやすい。せめて1週間くらいにしてほしい。

まとめ

ナナオンはゲームとしての完成度は高い。似たようなゲームが既にあるのも、逆にゲームに入りやすいとも言える。22/7というアイドルグループが好きならプレイしない手はない。キャラクターの魅力をさらに深掘りできると思う。一方で、中の人のファンはプレイする必要はそこまでないかもしれない。まあ握手会やインスタライブとかで会話のネタにはなるかもしれないが。

他にも、秋元康プロデュースの楽曲が好きな人にもオススメ。リズムゲームは大抵アニソンばかりで、秋元康の音楽をプレイできるのは珍しいし、他のゲームにはないような曲もたくさんある。

リズムゲームはデレステ、ミリシタ、バンドリなど飽和状態で今から新規参入は厳しいかもしれないが、ゲームのターゲット層が少しズレているので意外と成功するかもしれない。差別化のためにアニソンではなくJPOPのカバー曲をもっと取り入れてもいいのではと思った。

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22/7ゲームレビュー
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