【SJ3.LEAGUE】声優がバスケをやる時代に突入 – 声優とは一体なんなのか?

 世界初となる女性声優による3人制バスケットボール「3×3(スリー・バイ・スリー)」のリーグ「声優Jrバスケ3×3(SJ3.LEAGUE)」が今秋、発足するというニュースが入ってきた。

前回の記事で、麻倉ももと夏川椎菜がアニメに出てないのにCDは売れまくってて、声優はアニメに出なくてもいいんじゃないか、と書いたばかりなのだがアニメに出なくていいとは言ったがバスケをやれとは言ってない

声優とは一体なんなのか?穿った見方かもしれないが、「仕事がないならバスケでもやらせときゃいいやん!」とか思ってやらせてんじゃないのか、とすら思う。

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声優Jrバスケ3×3(SJ3.LEAGUE)の詳細

毎日新聞より引用する。太字部分はこのブログで加工。

JBA(日本バスケットボール協会)が公認、協力するリーグで、若手女性声優を中心とした8チームが結団される。大手声優事務所「81プロデュース」の南沢道義社長が理事長を務める。3×3の地方リーグに参加するほか、マンガ、ゲーム、アニメなどのメディアミックス展開も目指す。選手たちは、声優とバスケの“二刀流”に挑戦する。

29日、文京学院大学 本郷キャンパス(東京都文京区)で記者会見が開かれ、南沢理事長は、発足の経緯を「声優バスケを構想して2年ほど。声優業界は昨今、様変わりしています。どうして声優がバスケ?という疑問があるかもしれません。声優は一芸ではなく、二刀流になろうという話をしています。そんな思いからリーグが誕生しました」と説明した。

 第12回声優アワードで新人女優賞に選ばれた福緒唯さんらが所属する「ちぇるびあっち」、大川華恵さんらが所属する「コウガクイン ウォール ウィンズ」、烏丸じゅりあさんらが所属する「ワンダーロケット」、石原千尋さんらが所属する「クラッチ」などに加え、北京のチーム「Bei Dou」が参加。9月30日に南長崎スポーツセンター(東京都豊島区)で初の公式戦が開催される。トーナメント形式の大会が春、秋の年2回、開催予定。

二刀流というのは、たとえば同じ野球の中で投手と打者をやるから二刀流なのであって、声優とバスケは二足の草鞋じゃないのかという気がするのだが、それは置いておく。

ここに記載されていないメンバーだが、写真に載っているメンバーがいる。左から石原千尋、稗田寧々、烏丸じゅりあ、花ノ木美織、大川華恵、亀鷹ひかる、新津実稀奈である。それぞれを簡単に解説していく。

石原千尋はアイドルユニットCLU+CH(クラッチ)のリーダーである。81プロデュースではなくoffice EN-JIN所属。CLU+CHは3人制バスケ大会「3×3 JAPAN TOUR」のMCもやっていたので、そのつながりもあるかもしれない。チーム名もクラッチなので、クラッチ全員でやるのだろう。

参考:声優ユニットCLU+CH(クラッチ)のWiki風まとめ(石原千尋・宍戸智恵・北原侑奈・太田法子・町田美優) – こえのおと

福緒唯は書かれている通り、声優アワード新人賞受賞者である、が知らなくても問題ない。そもそもこの授賞自体が非常に不可解だったからだ。詳細は以下の記事を見て欲しい。ちなみに彼女は元A応Pのメンバーである。81プロデュース所属。

参考:2018声優アワードが発表されたけど酷すぎる【一応答え合わせ】 – こえのおと

新津実稀奈稗田寧々も81オーディションで、前者は2015年の81オーディション優秀賞、後者は2012年の81オーディションで特別賞を受賞している。新津実稀奈は私が最近推している天海由梨奈の1つ後輩、稗田寧々は上田麗奈や高橋李依の1つ後輩にあたる。

烏丸じゅりあは声優というかアイドルだと思う。Summer Rocketというアイドルユニットのメンバー。花ノ木美織は81プロデュース研究生である(多分)。

チームメンバーが発表されていました。(追記)
KOGAKUIN WHIRL WINDS
所属:日本工学院
富手咲良、大賀虹湖、島田遥、菊池美玲、沖胡玲奈、福田春菜、澤田姫、大川華恵
KOGAKUIN TWISTER
所属:日本工学院
斉慧美、西條深優、高橋瑞希、梅村真理奈、勝見茜、亀鷹ひかる、熊谷百花
Tweedia
所属:81プロデュース
太田侑希、小野沙也加、木間萌、花ノ木美織、篠花咲、竹内ゆうか、百野紗雪
ちぇるびあっち
所属:81プロデュース
福緒唯、射場美波、柏木綾乃、小針彩希、佐々木奈緒、新津実稀奈
CLU+CH
所属:学研プラス
石原千尋、太田法子、北原侑奈、宍戸智恵、町田美優
PuaPureParty!
所属:81プロデュース
江口菜子、佐野愛、稗田寧々、伏見はる香、蘭乃和佳子
WONDER ROCKET
所属:ロケットスペース
烏丸じゅりあ、家守ニト、ちさと、みさと

なんでバスケをやらせる羽目になるのか?

ここから私の推測になるが、81プロデュースは新人声優を入れすぎだと思う。毎年のオーディションに加えて、avexとも合同オーディションをやってi☆RisやWUGを獲得しているし、研究生もいる。正直言って、声優に配分する仕事の供給が間に合っていないのではないか。

仕事がないけど、何かで養わなきゃいけないので苦肉の策のバスケという気がしないでもない。舞台などならまだしも、バスケが声優としてのキャリアアップにつながるとは到底思えない。まだアイドルなら体力がいるからとか、一芸を持っとけば後から使えるからということもないこともないかもしれないが、それでもバスケはやらないだろう。

しかしこれは別に81プロデュースだけに限らない。声優の数が増え続けているのは周知の事実だし、一回アニメの主演をやって使い捨てられる声優も多数いるのは、みなさんも思い当たるところがあるに違いない。アニメを増やしたり、アプリゲームがどんどん出たり、ラジオやネット配信をやりまくっても、それでも声優が過剰に供給され続けている。

ここには養成所ビジネスの問題点が根本にあると思うのだが、そこはこの記事の範疇ではないだろう。声優に憧れる人が増えるのは嬉しいが、もう少し大人が考えてやらないとダメだと思う。まさか声優になってバスケをやらされるなんて、彼女たちが可哀想に思える。それが彼女たちのたっての希望ならいいのだが、そうとは思えない。まさか声優からバスケがしたいです…とは言わないだろう。

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