茅野愛衣の靖国参拝発言がきっかけの降板で顕在化するチャイナリスク

2021年の2月に、茅野愛衣さんが靖国神社を参拝したことを、自身のラジオ番組で語ったことが中国ファンの逆鱗に触れ、炎上騒動となり、結果的に事務所が謝罪するという騒動があった。

しかし、騒動は謝罪だけでは収まらずに、6月になって中国版のスマホゲームの複数のCVから降板することになるケースが相次いでる。例えば『アークナイツ』『崩壊学園』『アズールレーン』などが挙げられる。幸いなことに、日本版での降板はまだ報告されていない。

そして、茅野愛衣さんが、ダクネス役を務めたアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』と武部沙織役を演じた『ガールズ&パンツァー』のTV版と劇場版など、そのほか数本もビリビリ動画で配信停止することが分かった。ただ、茅野愛衣さんが出演していないアニメも配信停止となっているものがあり、直接的に靖国参拝発言を問題視しての措置かはどうか微妙なところではあるが、配信停止は事実として記載しておく。

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ことの発端

ことの発端は、2月11日に公開された「茅野愛衣のむすんでひらいて」第152回の放送で、茅野愛衣さんが靖国神社をCDのヒット祈願で参拝したと発言したことだった。その中では、割と頻繁に靖国神社を訪れ、特に重要な仕事の前は参拝するようにしていること、あてもなく散歩することもあるといったような発言もあった。

私も東京に住んでいた頃に何度か靖国神社を参拝したことはある。確かに、緑が多くて開放感があって散歩をするのも悪くない。ただ、靖国神社はすごくセンシティブで、特にA級戦犯が合祀されていることで、思想が伴わなくとも参拝自体が日本の戦争を正当化するものだとして中国などのアジア諸外国から批判を受けている。

たぶん、茅野愛衣さんも政治的な意図による発言ではなかったのだと思う。そういう神社であるということも意識していなかった可能性すらある。しかし、その後ネット上での右派系言論人から、茅野愛衣さんの行動が過剰に擁護されたのもあり、参拝自体が思想を伴ったもののように取られかねず、結果的に謝罪にすることになった。公開された日が建国記念日だったというのも不運だったかもしれない。

顕在化するチャイナリスク

個人的には、公人でもない一個人が靖国神社を参拝したからといって謝罪の必要はないと思うし、ましてや役の降板だなんてもってのほかだと思うのだけど、中国サイドは許してくれなかった。謝罪することになったのは、中国マネーの存在が大きいと思われる。

最近はアニメ制作に中国が絡んでいることも結構多く、人口の多い中国を避けることはビジネス的にできない。声優も中国での人気も高く、中国国内でのイベントなどに参加しているケースも多く見られる。とはいえ、今回のようなことがきっかけで急に仕事を失うことになるチャイナリスクは常にはらんでいる。

国内のアニメやゲームも中国での配信が念頭に置かれて制作されているものも多いので、国内において茅野愛衣さんを起用することが減らないとも限らない。中国の圧力に屈するようで腹立たしいのだが、現実的にはそうせざるを得ないところもあるのだろう。事務所がしっかり教育、管理しなければならない。

チャイナリスクの顕在化は声優だけに限らずVTuberでも先日あった。VTuberの桐生ココがアップした資料に台湾が1つの国として扱われていたことが、中国ファンの怒りを買い、その後荒らし行為に発展して引退に追い込まれた。桐生ココ自身が、台湾について持論を発言したわけではなく、単に画面に映っただけで、こういう事態になるんだからどうしようもない。

茅野さんの件とは別に、名前は出さないけど、声優は右寄りの思想の人が多いように感じる。これまでは見つかっていないだけで、一旦見つかってしまえば同様のことが起こると考えられる。オタク業界も中国とどのように付き合っていくか考えなければいけないが、中国におもねるような作品ばかりになってしまえば、面白くない。

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茅野愛衣
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こえのおと
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