ゲーム等で活躍した声優を称える第1回こえのおと的声優あわーど

声優業界の毎年の恒例行事に声優アワードがある。このブログでも声優アワードの受賞者の予想は毎年の恒例記事となっている。声優アワードは、その年に活躍した声優を表彰するものであるが、開催概要には明記されていないものの、アニメ(特に深夜アニメまたは、それに類する劇場版アニメ)で活躍した声優に、基本的には与えられる。

2022年(第16回)の声優アワードを予想する
今年も声優アワードの季節がやってきた。毎年毎年大外ししているので、恥をかくだけのような気がするが、今年も一応予想しておきたい。最近は声優アワードのこれまでの法則を逸脱するような顔ぶれになっていて、とても予想がしにくい。なので、あまり法則にと...

ところが、はっきり言って、最近深夜アニメは下火である。劇場版アニメこそ『鬼滅の刃 無限列車編』や、もっと言えば『君の名は』『アナと雪の女王』などからブームになってはいるが、これはアニメが人口に膾炙したためとも考えられ、オタクの中における深夜アニメの重要度は低下している。実際に、ここ数年でオタクの中で話題になった深夜アニメなどは片手に数えるほどしかない。

それでは、かつて深夜アニメを齧りつくように見ていたオタクはどこに向かったのかと言えば、スマホゲームとVTuberであろう。正確には、過去のオタクは家庭を持つなどして、オタクを卒業し、世代交代が進んだのかもしれないが、今のオタク文化の中心にあるのは、間違いなく深夜アニメではなく、スマホゲームやVTuberだと思う。それはTwitterトレンドを見ても、はっきりしている。

しかしながら、VTuberはともかく、声優アワードはスマホゲームは受賞の対象にならない。スマホゲームでいくら声優が活躍したとしても、アニメでの活躍が乏しければ声優アワードは受賞できないのだ。これは、共催に文化放送、小学館、集英社、KADOKAWAなどが入っているからである。しかしながら、むしろスマホゲームこそが声優のライフラインにもなっている現状で、スマホゲームでの活動を除いた賞など、どれほどの意味があるのだろうか。と言うのは言い過ぎだが、気持ち的にはそれくらいのもんである。

ということで、このブログでは、スマホゲームそして他メディアで活躍した声優を、こえのおと的声優あわーどとして授賞したい。

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開催概要

今回は2021年における、こえのおと的声優アワードを決定する。受賞となる期間は、2020年10月1日から2021年9月30日までにリリースされたゲーム(スマホ、PC、コンシューマを含む)を対象とする。ただ、申し訳ないことに、私は基本的には、男性向けのゲームしかプレイしていなくて、男性声優のゲームにおける活躍をあまり知らない。申し訳ない。なので、女性声優だけに絞って、主演女優賞、助演女優賞、新人女優賞を選びたいと思う。

主演女優賞

本家声優アワードの主演賞は、その年に放送開始した中で、最も売れたアニメ作品の主演賞に贈られる。これに則るならば、その年にリリースしたゲームの中でも最も売れたゲームの主演が、主演賞の対象になるであろう。

2021年にリリースされたゲームで最も売れたのは『ウマ娘プリティーダービー』だ。一ヶ月の売上が150億を突破するなどの快進撃で、様々なメディアにも取り上げられた。アニメ『ウマ娘』の1期の主人公はスペシャルウィーク(和氣あず未)、2期の主人公はトウカイテイオー(machico)だが、アプリの主人公は、ストーリーを読む限りでは、メジロマックイーンではないかと思う。なので、主演女優賞は大西沙織にあげたい。声優としてのキャリアも高く、主演女優賞でも文句のない人選ではないだろうか。

助演女優賞

本家の助演賞の受賞基準はよく分からない。基本的にキャリアの長い声優に与えられることが多いが、必ずしもそうというわけでなく、人気アニメの助演や人気キャラクターの声優が受賞することもある。

まず、ゲーム自体はそこまで人気というわけではないような気もするが、なぜか絵師界隈でブレイクした『ブルーアーカイブ』のバニーアスナ。一之瀬アスナの声優は長谷川育美である。ブルアカはしばらくプレイしていたが、なぜこのバニーアスナが人気になったのか全く理由がわからない。ゲーム自体は初期はバグまみれだったが、それも解消して、普通に面白いゲームだと思うので遊んでみては。

そしてスマホゲームではないが、久々のテイルズ正統新作となった『テイルズオブアライズ』のヒロイン・シオン役の下地紫野。『ベルセリア』は『ゼスティリア』と並行して進んでいたプロジェクトで時系列的にも関連があることを考えると、ゼスティリア騒動以降の完全新作になるわけで、ヒロイン役はどうしても注目されるけれど、それを演じきり、しかも好評だったことを評価したい。

新人女優賞

本家の新人賞は、デビュー原則5年以内で目立った活躍をした声優に与えられる。ここでも5年縛りを踏襲したい。

まず『IDOLY PRIDE』の兵藤雫役、『ウマ娘プリティーダービー』のハルウララ役、『東方ダンマクカグラ』少名針妙丸役などを演じた首藤志奈。兵藤雫とハルウララはとても対照的な性格の2人で、同一人物とは思えない。続いて『ブルーアーカイブ』ツバキ役、『ウマ娘プリティーダービー』リトルココン役などの白砂沙帆。『アサルトリリィ Last Bullet』王雨嘉、『ウマ娘プリティーダービー』マチカネタンホイザ役などの遠野ひかる。さらに、『アサルトリリィ Last Bullet』今叶星、『ウマ娘プリティーダービー』ナイスネイチャ、『白夜極光』スモーキー役などの前田佳織里が挙げられるだろうか。

前田佳織里は声優業界における存在感はかなり大きいと思うのだが、今回の対象となる期間内に代表的なアニメが存在しないので、本家の声優アワードの受賞は難しいのではないかと思っている。なので、ぜひここで選びたかった。あとは事務所のバランスが良くなるように選んだつもり。ウマ娘が多くなってしまったのは意図的なものではなく偶然で、そういうつもりはなかったのだが、結果的にそうなってしまった。

そして、ゲーム自体は残念ながら早期のサービス終了となってしまったが、話題性で言えば、ウマ娘に次ぐであろう『サクラ革命』の主演・咲良しのを演じた佳原萌枝(岸本萌佳)に敢闘賞としてあげたいと思っていたが、友人に嫌がらせか?と怒られた。まあ確かに本人的にも消したい過去かもしれないので、同じく『サクラ革命』に出演しており、かつ『IDOLY PRIDE』の主演・川咲さくら役の菅野真衣を選出したい。

まとめ

第1回こえのおと的声優あわーどは

主演女優賞 大西沙織
助演女優賞 長谷川育美、下地紫野
新人女優賞 首藤志奈、白砂沙帆、遠野ひかる、前田佳織里、菅野真衣

に決定しました!本家声優アワードの1兆分の1ほどの名誉すらない賞であるが、受賞者の皆さん、おめでとうございます。実際のところ、これが本家声優アワードだと言われても違和感のないような面々ではないだろうか。まあアニメにたくさん出る声優はゲームにもたくさん出るし、アニメでいい役を手に入れる声優はゲームでだっていい役を手に入れるもんなんだろう。なお、第2回の開催は予定されていません。

もし、男性、女性を含めて「この声優こそが主演にふさわしい」とか「この声優は新人に入れてほしい」とかいう意見があったら、Twitterで@koenote_blogまで。このブログにそのツイートを(希望者はアカウント名を削除した上で)転載して追記します(転載不可の場合はそう書いてください)。選評は140文字以内でお願いします。
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