ゆいかおりが話題になっている。ゆいかおりは小倉唯と石原夏織がかつて組んでいた声優ユニットで、2017年に活動休止している。今回再結成(実際は解散ではなく、活動休止なので再始動が正しいのだが、世間では「再結成」という言葉が使われているので、そちらを使う)するのでは、と話題になっている理由は、小倉唯がゆいかおりのことをTwitterで話題に出したためだ。
ゆいかおり12周年かぁ☺️👯♀️❤︎
キャリさんと、当時は12年後の自分たちの姿なんて想像できなかったよね〜。とエモエモなやり取りをしました😂✨笑︎— 小倉唯です。 (@yui_ogura_815) May 12, 2022
なぜ今さらゆいかおりに言及するようになったのかといえば、小倉唯がスタイルキューブに出戻りしたために、再び石原夏織と同じ声優事務所所属になったというのが理由として考えられる。小倉唯がスタイルキューブに戻ると分かったときに、ゆいかおり再結成か?究極完全態StylipS結成か?と一時期話題になっていた。
石原夏織もこれに対して反応を寄せている。
ね〜🤣干支一回りしちゃったよ笑😂これから武道館のBlu-rayでも見ちゃおうかな〜💜笑夏織#ゆいかおり https://t.co/PiylRrLg2u
— 石原夏織 official (@kaori_staff_) May 12, 2022
ゆいかおりの再結成はあるのか?
ゆいかおりの解散理由
そもそもゆいかおりはなぜ解散したのだろうか。実は過去にこれに関してブログ書いていたのだが、当時はブログの独自性を出そうと思って、あまり通説でないようなことを書いていた。解散理由について本人たちが述べた中で、様々なメディアで最も引用されているのは、小倉唯が書いた次のブログの文章である。
今回の休止の件に関しては、
正直、なかなか気持ちの整理がつかなかったりで
私自身も困惑することもありましたが…
私たちの関係性は昔もこれからもずっと変わることはないだろうし、
夏織ちゃん自身が決めた気持ちなども尊重して、
あくまでも2人にとっての前向きな方向と捉えて
これを素直に受け取れば、小倉唯は活動休止する気はなかった。石原夏織は活動休止を望んでいた。ということになる。小倉唯はこの1年3ヶ月前に、シグマ・セブンからクレアボイスに事務所を移籍している。石原夏織はこの活動休止発表と同日にシグマ・セブンを退所、その翌年4月からスタイルキューブ所属になっている。
つまり、石原夏織がソロで活動するため(具体的な行動としてはシグマ・セブンをやめてスタイルキューブに戻るため)に休止せざるを得なくなったと読める。ただこれは一方的に石原夏織の責任とも言えない。小倉唯がその前に他の事務所に移籍しているためである。なので、ゆいかおりは解散するんじゃないかと1年くらい言われ続けていた。私も解散発表があるんじゃないかと思い、予定をブッチして武道館ライブに行った。その日に解散発表はなかったのだが、結局はそのちょうど1年後に活動休止となった。
まとめブログなんかでは、小倉唯と石原夏織に確執がある根拠という意見も目立つが、まあそこまで言っていいとは思わないまでも、これを読んだ人(特に石原夏織のファン)は、そういう印象を受けるのも致し方ないかなとは思う。
ゆいかおりの再結成はあるのか?
では、ゆいかおりの再結成はあるのか?個人的にはスポット的な再結成(たとえばアニサマなどで)はあるかもしれないけど、本格始動はないんじゃないかと思う。それぞれがソロ活動で成功しているし、本格始動するメリットが感じられない。
本音で言えば、かつては石原夏織が小倉唯の人気におんぶにだっこ、という構図が私には見えていたことがあった。ただ、実際はそうではなく、ゆいかおりが活動休止した後、石原夏織は結成していた頃よりも活躍しているし、アーティスト活動においても小倉唯に匹敵、もしくはそれを上回るような活躍を見せている。4年前にブログで
むしろ1万枚もCDを売る力があるならこれからアニメ主題歌でのオファーも増え、アニメ出演も増えていくと考えられます。
(石原夏織は)小倉唯さんという強力な存在が隣にいたことで劣等感(これは言葉選びが悪かったと反省。一歩引いていたという意味で当時は書きました)を感じ、自分を抑え込んでいたのでは(中略)自由に羽ばたけるようになった石原夏織さんのこれからの飛躍が楽しみでなりません。
と書いたことがあったが、まあそれが正しいかどうかは別にしても、結果的にはそのとおりになった。なので、再結成は両者にとっても必要ない。ファンにとっても当時の思い出はそのままで残しておく方が、より輝くのではないか。