ピンク髪声優の座は大久保瑠美から赤尾ひかるへ

ある性質を持ったキャラクターを多く演じる声優がいる。たとえば釘宮理恵はツンデレの役が多いし、子安武人は悪役が多いと言われる。この2人に関しては、その印象が強いだけというのが大きいだろう。実数で見れば、そこまでツンデレ役や悪役に偏っているわけではない。

さて、アニメのキャラクターデザインは顔だけで判別をつけることは難しい。多くの場合、髪の毛の色などで個性を出して、キャラクターを識別させている。その髪の毛の色には、ある性格が付与しやすい。例えば、黒髪ロングのストレートだったら清楚とかお嬢様とか、赤髪だったら熱血漢とかそういう感じだ。

私の大好きな声優に大久保瑠美さんがいる。彼女はピンク髪のキャラクターを演じることがとても多い。

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ピンク髪声優「大久保瑠美」

大久保瑠美さんのピンク髪キャラクターと聞いて真っ先に思い浮かぶのは『ゆるゆり』の吉川ちなつだろう。彼女のブレイクとなったきっかけの作品で、船見結衣の前で見せるあざとさと、彼女以外に見せる腹黒さのギャップがあるキャラクターだ。

その後も、大久保瑠美さんはピンク髪のキャラクターを演じる。アニメ・ゲームで彼女がピンク髪声優を演じたもののうち主要なものを列挙すると

『戦国コレクション』織田信長
『ゆゆ式』野々原ゆずこ
『フェアリーフェンサーエフ』アリン
『さばげぶっ!』春日野うらら
『浦和の調ちゃん』沼影彩湖
『Fateシリーズ』アストルフォ
『オルタナティブガールズ』真野桜子
『無能なナナ』柊ナナ

があるだろうか。アニメに限って言えばメインキャスト47作品のうち7作品(15%)においてピンク髪のキャラクターを演じていることになる。

ピンク髪声優の座は赤尾ひかるへ

ところが、その大久保瑠美さんの代名詞たるピンク髪声優の座がある声優に脅かされようとしている。その声優は赤尾ひかるさんだ。彼女が演じた主要なピンク髪のキャラクターの一部を列挙してみる。

『リディー&スールのアトリエ』スール・マーレン
『こみっくがーるず』萌田薫子
『オンゲキ』星咲あかり
『えんどろ〜!』ユーリア・シャルデット
『グランベルム』小日向希望
『アサルトリリィBOUQUET』一柳梨璃
『ブルーアーカイブ』下江コハル

赤尾ひかるさんはデビューが2015年で、まだキャリアが6年しかないにもかかわらずピンク髪のキャラクターをかなり多く演じている。アニメで言えば、メインキャスト6作のうち4作がピンク髪だ。もうピンク髪といえば赤尾ひかる、赤尾ひかるといえばピンク髪と言っても過言ではない。

ピンク髪声優の座は奪われてしまったのか?

大久保瑠美さんのピンク髪声優の座は完全に赤尾ひかるさんに奪われてしまったのか。そうではない。大久保瑠美さんの演じるピンク髪キャラクターは腹黒ピンクと呼ばれるものが多い。例えば、『ゆるゆり』吉川ちなつ、『さばげぶっ!』春日野うらら、『無能なナナ』柊ナナなどがこれに当たるだろうか。

ピンク髪のキャラクターは基本的に幼さ、天然、天真爛漫というようなイメージを持つが、腹黒ピンク属性はこれを逆手に取って、ギャップを持たせたキャラクター像である。このキャスティングは、ブレイク作となった『ゆるゆり』吉川ちなつに引っ張られているものだと思うのだけど、大久保瑠美さん自身があざとい声と、腹黒声の二面性の使い分けが(演技だけでなくラジオや配信においても)上手いというのが関係していると思っている。

赤尾ひかるさんのピンク髪のキャラクターは、大久保瑠美さんのケースとは異なり、ピンク髪の本来のイメージである幼さや天然さを象徴しているキャラクターがほとんどだ。これは赤尾ひかるさんの声質が、舌足らずでロリっぽい声だというのが関係しているだろう。ピンク髪でない『ゴクドルズ』杉原チカも妹キャラだし、『Lapis Re:LiGHTs』メアリーベリーも成熟しきれていない女の子という感じだし、実質的なデビュー作であった『ゲキドル』の守野せりあも幼さが残る未熟な女の子だった。異質なのは『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のルルネ・ルーイくらいじゃないだろうか。

なので、通常ピンクは赤尾ひかる腹黒ピンクは大久保瑠美と棲み分けができていると言えるだろう。こういうキャラクターの外見や性格でCVがすぐに思い浮かぶ声優は結構強い。ピンク髪キャラクターにはもうひとつ「淫乱ピンク」という属性があるのだが、これは私には、ぱっと思い浮かぶ声優がいない。もしかして狙いどころかもしれない。

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大久保瑠美 赤尾ひかる
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こえのおと
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