女性声優のぼっち営業の魅力

女性声優の三大あるあると言えば「声にコンプレックス」「百合営業」そして「ぼっち営業」だ。「弟と異常に仲がいい」を加えて四大とする説も存在する。百合営業は過去に取り上げたことがあるので、今回はぼっち営業について取り上げたい。

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ぼっち営業とは

ぼっち営業とは、中学時代ないしは高校時代に友人が少なくていつもひとりぼっちだったと声優が告白することである。大抵の声優においては実際そんなことはなく、往々にして普通に友人がいるので、ある程度は誇張が含まれているケースが多い。

ぼっち営業のメリットとしては、多くのオタクは学生時代に同じくぼっちだったという経験があるので、声優に親近感を抱きやすいというのが最も大きい。またオタクは同時に女性恐怖症的な性質も持っているので、その女性声優が一般的な女性とは違うんだと認識させることで安心感を抱かせることができる。

百合営業は男の影を消すという点では絶大な威力を持っているが、交際がバレたときや結婚時には裏切りと捉えられる可能性も高く諸刃の刃であるのに対して、ぼっち営業は過去を詮索されない限りは、たとえ嘘をついていたとしてもバレることはないので、安易に手を出す声優が後を立たない。しかしながら、依存してしまう恐れもあり、より強力な百合営業への入口となるゲートウェイドラッグにもなりうるので、乱用は禁物である。

ぼっち営業をする大半の声優は人見知りの性質を持っていることが多い。人見知りだから友人ができなくてぼっちになったという流れである。本当に人見知りだったら、声優になろうとも思わないのではないかと思うのだが、声優は一応本来は裏方仕事であるから、そこは矛盾にならないと言えばならない。

典型的な例としては「ぼっち営業 声優」と検索して最も上位に出てくる田辺留依のケースが挙げられる。

人見知りをベースに学生時代の対人恐怖症を告白し、数少ない友人ともうまく接することができなかったと話している。見つめる相手を「女の子」にしているところも抜かりがない。ちなみに彼女が声優になったきっかけは、声にコンプレックスがあったからだ。

ある時、携帯で撮った自分の声が浮き出て聞こえて、すごくいやだなって思ったのですが、そんな自分の声を使って演じたりするのって素敵だなって思って。声優さんを目指しました。
引用:公式サイト

田辺留依さんを例に出してしまったが、彼女の一連の発言が嘘だと糾弾したわけではない。実際に彼女は声優の顔出しが嫌だったと語っている。

歌いたいとは全然思っていなかったんです。できれば顔出しをしない声優さんになりたい、自分のことはいいからキャラクターだけ見て欲しいと思っていて。純粋に声のお芝居だけをしたかったときもあったので、歌ったり踊ったりすることに、最初は少し戸惑いました。
引用:声優図鑑

しかし最近、声優の中であまりにもガバガバなぼっち営業が急増している。

ガバガバぼっち営業の魅力

有名なのは雨宮天さんである。彼女も学生時代ぼっちであったことを告白している。

学生時代は人見知りで、高校のころはお弁当もひとりで食べ、昼休みはひとりお昼寝という毎日だったそう。
引用:Medery

しかし、それと同じイベントでバンドを組んでいたことも明らかにしている。

でも部活は軽音部でボーカルを担当。

本当の人見知りがバンドのボーカルなんか出来るわけないだろうと、ガチの人見知りである私なんかは思うし、ぼっちなのか仲間がいるのか、混乱してしまう。

雨宮さん以外にも学生時代にバンドを組んでいても、人見知りであると告白する声優は他にも多くいる。例えば、三澤紗千香さんは現在進行形のぼっちだとアピールしているが、高校時代にバンドを組んでいて、幼少期は活発な子供だったと自分で語っている。引退してしまった遠藤ゆりかさんも、ぼっちと言っていたのにバンドを組んでいた。遠藤ゆりかさんのアニソングランプリの頃の様子では、ぼっちとはとても思えないのだが。

そして最近、峯田茉優さんも学生時代は人見知りでぼっちだったとカミングアウトした。峯田茉優さんは現在『星合の空』で、何事にも否定的で同性の友人もほとんどいない御杖夏南子というキャラクターを演じている。彼女の最初の頃の気怠げな演技も自然体で上手いのだけれど、落ちこぼれの男子ソフトテニス部との交流を通して徐々に絵を描くという自分の夢を具体化させていく様子が、峯田さんの演技にも現れていて、とても巧みな声優さんだ。

そんな峯田さんだが、同じインタビューで男子と仲が良かったとも語っている。

人見知りなので、女子のグループが苦手で、一人でいることが多かったです。
(中略)
小中学校の時、ロックマンエグゼやデュエルマスターズが大好きで、男子と遊ぶことも多かったのですが、女子には『男子ばかりと遊んで』と言われて、いじめられたこともありました。それから男子としゃべるのが怖くなったんです。でも、悲しいことばかりではなくて、仲のいい友達がいて、一緒に『踊ってみた』のまねをして遊んだりしていました。
引用:まんたんウェブ

「一人でいることが多かった」と「友人と踊ってみたの真似をして遊ぶ」を両立させるのは、ガチのぼっちだった私にはかなり困難な気がする。

それでも、私は彼女達が嘘を言っているとは全く思っていない。多分「ぼっち」のハードルが、私の想像する「ぼっち」よりも遥かに低いのだろう。私の大学時代の後輩に、誰とでも気さくに話すし、彼女を取っ替え引っ替えしているにも関わらず、自分はコミュ障だと言って憚らない人が何人もいた。

本当のコミュ障やぼっちとはこういうものだ!とマウンティングするほど虚しいことはないので、私の過去の話は辞めにする。そのようなガバガバなぼっち営業は嫌われることが多い。しかし、私は声優のガバガバぼっち営業を糾弾するためにこの記事を書いたのではなく、むしろ逆で、ガバガバぼっち営業が好きなのだ。

本気でぼっち営業をするんだったら、もっと嘘をついてキャラクターを固めるだろう。ぼっちだと言いつつも結構友達と遊んでいたエピソードを開陳しちゃうのは、嘘がつけない善良さが出ていると思う。嘘で塗り固めたぼっち営業は嫌いだけど、ガバガバぼっち営業をする人に悪い人は絶対いないと思うのだ。

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峯田茉優 田辺留依 雨宮天
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こえのおと

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