2020年の声優アワードがもうすぐ発表される。毎年恒例の声優アワードの予想をしたい。結果が発表されました(追記:3/7)
声優アワード2020の概要
今回の賞部門は昨年と同じになっている。予想の対象とするのは例年通り、注目度の高い
・主演男優・女優賞
・助演男優・女優賞
・新人男優・女優賞
・歌唱賞
の4部門(計7部門)にしたい。なお対象期間は明確に発表されていないが、とりあえず2018年12月1日~2019年11月30日までの期間、声優として活躍された方であるとして考えていきたい。
なお、今回の「声優アワード新人発掘オーディション」には「coly賞」なる賞が設立されていて、受賞した人はスマホゲーム「オンエア!」に登場する新キャラクターの声優として参加できる権利が与えられる。
このオーディションは設立直後は、阿久津加菜や三上枝織など有名な声優を多く輩出したが、最近はあまり活躍できていないので、テコ入れのために声優デビューの確約を特典として付けたのではないかと思う。
主演男優賞・主演女優賞
基本的には該当期間内に最もブレイクしたアニメおよびアニメ映画の主演に送られることが多い。
主演男優賞
まず今年最も売れたアニメ作品は新海誠監督の『天気の子』であることは言うまでもない。『君の名は』ほどの社会現象にはなってはいないものの、興行収入は140億円を突破し、全映画の年間ランキングのトップに輝いている。『天気の子』主演の醍醐虎汰朗は当然ながら候補に上がるだろう。
またもうひとつ社会現象となったアニメがある。それが『鬼滅の刃』で、ニュースやワイドショーでも社会現象として幾度となく取り上げられた。主演の花江夏樹も可能性が極めて高い。
主演男優賞はこの2人に限られるのではないか。可能性としては、過去に『君の名は』で神木隆之介に受賞させたこともあり、賞の性質としては本業声優に与えるのが好ましいと思うので、花江夏樹の方が高いのではと思っている。
主演女優賞
一方で、主演女優賞の予想は難しい。もし醍醐虎汰朗が主演男優賞を取った場合は、『君の名は』のときに上白石萌音が受賞したように、森七菜が受賞する可能性が濃厚だと思われる。
一方、花江夏樹が主演男優賞だった場合は、森七菜はありえないので他の候補が必要になる。その場合は深夜アニメから選ばれると思われるので、最も話題性が高かった『ケムリクサ』から小松未可子が選ばれるのではないかというのが私の予想である。
助演男優賞・助演女優賞
助演賞は、人気作の2番手、3番手ポジションの役に与えられる。声優としての評価が高い中堅からベテラン声優に与えられることが多い。
助演男優賞
まず『鬼滅の刃』を外すことはできないと思うので、我妻善逸役の下野紘を挙げる。他の実績的にも申し分がないと思う。また、今まで賞になぜか恵まれていなかった櫻井孝宏もあるだろうか。『鬼滅の刃』の冨岡義勇役。
助演女優賞
まずは竈門禰豆子役の鬼頭明里。キャリア的にはまだ若いような気もするんだけど、昨年は芹澤優が取っているし、『進撃の巨人』ブームのときは石川由依が取っているので問題なく受賞するのではないか。
あとこの枠は日本ナレーション演技研究所出身の声優が受賞することが多いので内田真礼を候補に挙げておく。『約束のネバーランド』のノーマン役など実績も充分だと思う。ちなみに小原好美も筆頭候補だと思われるが、声優アワードを辞退していると考えられている大沢事務所なので予想には加えない(過去には花澤香菜が取った例もあるが)。
今年のこの枠はアイムだと思っているが、81プロデュースの可能性もあるので上田麗奈と高橋李依の名前だけは挙げておく。
新人男優賞・新人女優賞
新人賞は「原則として声優としてデビュー5年以内」「対象期間内に特に目立った活躍をされた声優」の条件を満たすものが対象である。ただし、期間をオーバーして取る声優も多く、あまり当てにならないのが実際のところではある。またアイムエンタープライズと81プロデュースの声優は枠が存在して、必ずひとりは受賞している。
新人男優賞
まずは『かぐや様は告らせたい』で石上優役を演じた鈴木崚汰などは条件期間内に当てはまっていて、可能性が高い。たぶん今年は81プロデュースにひとり渡すと思うので土田玲央を挙げておこうと思う。
またアイムエンタープライズ所属の大塚剛央あたりも候補に入るのではないかと思う。条件期間外まで広げれば、広瀬裕也あたりも入ってくるだろうか。伊東健人なども考えられるが、可能性としては昨年の方が高かったかもしれない。小林千晃や市川蒼は大沢事務所なので除外している。
新人女優賞
アイムエンタープライズは所属4年目での受賞という法則を過去に教えていただいたので、今年は篠原侑が本命か。法則がなくなった場合は赤尾ひかるも候補に挙がるかもしれない。
81プロデュースは、売れている声優よりもこれから売り出したい声優を優先的に受賞させる傾向なので、南早紀を予想している。森嶋優花も考えたのだが、昨年「Run Girls, Run!」メンバーの林鼓々が受賞したので、同じグループから2人はないのではないかと友人が言っていたことを信じて外した。あとは期間内に収まっていないものの、有力候補は古賀葵くらいか。
その他の事務所の声優は、まず『ダンベル何キロ持てる?』で鮮烈デビューしたファイルーズあい。彼女に関しては、今年取らなくてもいつでも取れると思うけどデビュー年での受賞はかっこいいのでぜひ。また今年がラストイヤーになる富田美憂が個人的には取って欲しい。和氣あず未も取って欲しいが俳協なので取れない可能性が大。
ほかには、友人が推している鈴代紗弓と近藤玲奈を挙げておこうかと思う。近藤玲奈はラストイヤーなのだが、メインキャストの数が多い鈴代紗弓の方が可能性が高いかなあ。新人女優賞は候補が多いので好みになってしまうが、こんな感じかと。
歌唱賞
DIALOGUE+と言いたいところだが、流石に今年は無理だと思うので自重する。声優が歌う曲で最も流行ったのは『お願いマッスル』のファイルーズあいと石川界人だと思うが、ファイちゃんは新人女優賞の候補に挙げてしまったので、時期的に微妙なラインだが『ゾンビランドサガ』のフランシュシュが濃厚か。
友人は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に早々に取らせるのではないかと予想していたが、いつでも取れそうな気がするのでアニメ開始年度での受賞になるのではないかと思っている。
まとめ
まとめると、このブログの予想は
主演男優賞
花江夏樹(醍醐虎汰朗)
主演女優賞
小松未可子(森七菜)
助演男優賞
下野紘、櫻井孝宏
助演女優賞
鬼頭明里、内田真礼
新人男優賞
鈴木崚汰、土田玲央、大塚剛央
新人女優賞
篠原侑、南早紀、ファイルーズあい、富田美憂、鈴代紗弓
歌唱賞
フランシュシュ
ということにしておく。今回は候補をあまり増やさず勝負してみた。半分くらい当たればいいんだけど。発表と授賞式は3月7日に行われる。