声優はSNSを始めるべきなのか?そのメリット、デメリットを考える

多くの声優がSNSを開設している。その数は確実に増えており、先日(2019年4月10日)にも田中美海さんがTwitterを始めた。SNSの使用方法は、一部には出演情報やお知らせなどを通知するためだけのアカウントもあるが、多くの声優は、思ったことや考えたことを呟いたり、ファンとの交流をしている。

ファンからすれば、声優が身近な存在になったような気がして嬉しいが、実際のところ、声優自身にとってSNSを行うメリットは存在するのだろうか。声優が始めるSNSはTwitterであることが多いので、この記事では、声優がTwitterを始めるメリットとデメリットを考えてみたい。

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声優がTwitterを始めるメリット

お知らせができる

最も大きなメリットは、単純に出演情報やライブなどのお知らせをファンに直接届けることができるという点である。ブログなどでも見られるが、ブログは能動的に見に行くという動作が必要になるが、Twitterならフォローさえすれば、黙っていてもタイムラインに届けられる。

またTwitterはいろんな解析が容易に可能であり、何人がツイートを見たかとか何人がリンクをクリックしてくれたかなどが一目瞭然に分かる。したがってマーケティングに適している。ブログでも解析ツールを入れれば分かるけれども、解析が少し面倒なのは、実体験から事実だ。

フォロワーが多いと仕事が増える

これは事実かどうか分からないのだが、過去にTBS系列の『有吉ジャポン』という番組に竹達彩奈さんが出演したときに、VTRでTwitterのフォロワーが何人以上というのが条件となっている仕事があると放送された(竹達彩奈さんが言ったわけではない)。そして代々木アニメーション学院では、SNSやYouTubeを上手く扱う授業も行われているという。

アニメに関しては、声優のTwitterフォロワー数は特に関係ないと思われるが、スマホゲームではもしかしたら関係あるのかもしれない。声優に実際プレイさせて(もしくはプレイしている振りをさせて)宣伝させるということが行われていないと言えない。

過去には、声優だけガチャの高レアカードが当たりやすいのではないかと問題になったときがあった。拡散力の大きい声優にガチャの当たり画像をアップさせて、他のプレイヤーの射幸心を煽っているのではないかとされる。一種のステルスマーケティングに近く、もしそのような行為が実在しているのであれば、Twitterのフォロワー数を求めるのも頷ける。

声優の人気につながる?

SNSで面白いツイートをして拡散されると、ファンが増える可能性がある。ただ後に詳しく述べるが、全体的に見れば、本当にTwitterが声優人気に寄与しているのか私は懐疑的だ。

声優がSNSをやるデメリット

炎上のリスク

まずは炎上のリスクがある。面白いツイートをしようと、プライベートを切り売りしたり、自分の思想をぶちまけると幻滅され、炎上するということが多々ある。声優も一種のアイドル商売だから、ファンは声優に理想を投影してしまう。それが崩れたときにファンが離れていく。もちろんプライベートをさらけ出すことで、逆にファンが付く可能性もあるが、差し引きすれば大きな効果があるとはいえないと思う。

またSNSをやっていると、SNS外で起きた炎上に対してもSNSでリプライが飛んでくる。SNSをやっていなければ事務所が謝罪して終わりになるのだが、個人で発信できるメディアを持っていると、個人にその矛先が向かう。事務所が口止めしているかもしれないのに、何も言わなければ言わないで文句を言われるので、辛い思いをする。

ブログをやっている身からすると、ネタを提供してくれるのでとっても有難いのだけど、炎上を持ちネタにしていない限りは、声優も好きで炎上しているわけは当然ない。イメージダウンになるので、できる限り避けたいはずだ。

厄介のリスク

Twitterをやると、厄介が付きやすい。声優がリプライに反応したりするとなおさらで、目立てたことに快感を覚えてさらに助長していく。上坂すみれさんに卑猥なリプライを送りブロックされるかという上坂すみれチャレンジや、喜多村英梨さんにも卑猥な画像を送信した行為などは大きな問題にもなった。

そういう輩は何をやられても武勇伝のように語るので手がつけられない。Twitterで無碍にされたことで、傷害事件へと発展したケースもアイドル(公式にはシンガーソングライターということになっている)では存在する。類似の事件が声優業界では起きないとも言えない。

まとめ

そもそも声優がなぜTwitterをやっているのかと言えば、アイドル業界の影響が大きいと思う。AKBなどはファンとの親近感を演出するために積極的にTwitterや今はなきGoogle+、InstagramやShowroomなど様々な媒体を活用している。ファンと接触する機会が多ければ多いほど好感がわく。

声優もアイドル的な要素が強いので、SNSを活用する傾向になるのは当然だろう。最近のNGT48騒動などと比べると、声優オタクはとても「行儀がいい」ので大炎上することはあまりないとは思うが、SNSにはリスクが当然つきまとう。

声優の場合はオタク商売なので、Twitterの方がファンは集まりやすいけれども、個人的にはInstagramような文字のウエイトが少ない媒体の方が、炎上のリスクを下げられて芸能人向きなのかなとは思っている。

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