2021年の声優アワード予想 花江夏樹の2年連続受賞はあるのか?

今年も一応声優アワードの予想をしておこうかと思う。最初はあまりブログにする予定がなかったのだけど、ひょんなことから書こうかと思い直した。いつもは、主演と助演と新人のそれぞれ男女を予想していたけど、ここ最近、男性の新人声優を調べる機会が全くなく、状況がさっぱり分からないので、新人は女優賞だけの予想に留めておきたい。毎年毎年大外ししているので、当てにせず、自分の予想と比較してやいのやいの言ってもらえれば嬉しい。

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主演男優賞・主演女優賞

該当期間内に最もブレイクしたアニメおよびアニメ映画の主演に送られる。

主演男優賞

主演男優賞を予想するにあたって、最大の問題なのは対象期間である。声優アワードの公式サイトを見てみると、
選考期間:2020年10月1日(木)ー 2020年10月16日(金)
最終選考:2020年10月30日(金)
とある。

選考期間が10月頭から始まるということは、選考になる対象期間は2019年10月から2020年9月までに放送されたアニメや公開された映画で主演を務めた声優ということになるだろう。では、2020年に一番盛り上がった作品は何かと尋ねられたら、100人中99人が『鬼滅の刃 無限列車編』と答えるはずだ。興行収入は374億円となり、日本における映画のなかで圧倒的な1位である。つまり、主演男優賞は花江夏樹で決定!と言いたいところなのだが、『鬼滅の刃 無限列車編』の公開日は2020年10月16日なのだ。つまり選考期間の最終日に封切りとなったわけで、ここまでの大ヒットはそのときに予測はされていたが、確信は持てなかったに違いない。最終選考日のときは、もう社会現象となってはいたが、対象期間外(と考えられる)作品を候補に入れることはあるのだろうか。

しかし、主演男優賞に花江夏樹以外の声優を仮に選んだとして、それでみんなを納得させられるかというのは疑問だ。声優ファンは声優アワードの対象期間のことを知っている人もいるだろうから、花江夏樹が選ばれないのは当然だと理解してくれる人もいる。だが、そうではない人にとっては、非常に不可解な結果に見えてしまうのではないだろうか。出来レースのように思われてしまう可能性も否めない。それで受賞した声優も複雑な気持ちになると思う。また、受賞すれば竈門炭治郎の声優ということで、声優アワードが様々なメディアで報道されるだろう。声優アワード受賞によって声優に箔がつくとは言われるが、花江夏樹が受賞すれば逆に声優アワードに箔がつく。

じゃあやっぱり花江夏樹で決定!と言いたいのだが、まだ問題がある。花江夏樹は去年も受賞している。2年連続ならば、梶裕貴という過去の例があるので大丈夫なのだが、実質的に同作品での2年連続はないのと、今年に『鬼滅の刃 遊郭編』の放映が予定されており、これが2021年の最大のヒットアニメになる可能性が極めて高い。そうなると、花江夏樹が3年連続ということになる。これを声優アワード側が許すだろうか。

とはいえ、花江夏樹を除外するとすれば他に誰か候補を考えなければならない。『呪術廻戦』(主演は榎木淳弥)も社会現象になりつつあるが、これもアニメの放送は10月からだったため、対象期間には含まれない。円盤売上だけで見れば『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』の小林裕介、『Fate/Grand Order』の島崎信長や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』の江口拓也あたりも候補に上がるかもしれないが、2期作品やゲーム原作アニメということもあり、やっぱり弱さは否めない。なので、私の予想はやはり花江夏樹にしておきたい。『鬼滅の刃』のほかにも『天晴爛漫!』や『グレイプニル』などの主演もやっていたので、建前上はそれで取ったということにしておけばルールを逸脱しているということにもならないだろう。来年は榎木淳弥と花江夏樹のダブル受賞もあり得るかもしれない。

アニメの売上などを考慮しなければ、個人的には津田健次郎が取ってほしい。アニメ『ID:INVADED』が面白かったし、NHKの朝ドラ『エール』ではナレーションを務めていた。最近はワイドショー番組などのナレーションでもよく耳にする。

主演女優賞

主演女優賞は期間のことは考えなくて良さそうだ。私の第一予想は石川由依で『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が評価も高く、売上的にも十分で、石川由依自身の評価も高い。テレビアニメであれば『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった(はめふら)』の内田真礼も候補に上がり、事務所的にも強いのだが、私としては石川由依を推す。円盤売上だけ見るのであれば『マギアレコード』の麻倉もも、『プリンセスコネクトRe:Dive』のM・A・Oも候補になるが、これはシリアルコードで稼いだ数字なので声優アワード的にはなしだろう。

助演男優賞・助演女優賞

人気作の2番手、3番手ポジションの役に与えられる。声優としての評価が高い中堅からベテラン声優が受賞することが多い。

助演男優賞

主演男優賞の項で述べた理由から『鬼滅の刃 無限列車編』を候補から外すことはないと思われるので、煉獄杏寿郎役の日野聡。正直言って、煉獄が主役のアニメと言っても言いすぎではないし、日野聡が主演でもいいんじゃないかと思うのだが、流石にそんなにトリッキーなことはしてこないだろう。ここも一応『鬼滅』が期間外としても『インフィニット・デンドログラム』があるので、ルールからも逸脱はしない。あと、私は昨年の助演男優賞に下野紘(我妻善逸役)を予想していたのだけど、なぜかスルーされた。未だに納得がいっていないので今回も候補に入れておく。『鬼滅』が全く無視された場合は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の浪川大輔(ギルベルト・ブーゲンビリア役)、『はめふら』の柿原徹也(キース・クラエス役)などが候補に上がるだろうか。

助演女優賞

助演女優賞はもっと難しい。『鬼滅』を入れるのであれば鬼頭明里が候補に上がってくるかもしれないが、昨年全く何も受賞できなかったことを考えると、竈門禰豆子のセリフの少なさがマイナス評価されていると考えられるので、今年も受賞はないのではないかと思う。ここ数年は81プロデュース所属の声優が、主演または助演を取っており、今回ここまで上げた候補に江口拓也を除いて、81プロデュース所属はいないことから、助演女優賞を81に渡すのではないかと考える。そこで候補になるのが、高橋李依で『リゼロ』のエミリア役がある。同じ81プロデュース所属で同期の上田麗奈と同時に受賞というのもあり得る(過去には佐倉綾音と大西沙織の同事務所同時受賞があった)。

新人男優賞・新人女優賞

新人賞は「原則として声優としてデビュー5年以内」「対象期間内に特に目立った活躍をされた声優」の条件を満たすものが対象である。ただし、期間をオーバーして取る声優も多く、あまり当てにならないのが実際のところではある。新人男優賞については申し訳ないが、予想ができない。

新人女優賞

新人女優賞は基本的に日本ナレーション演技研究所卒業声優と81プロデュース所属声優でほとんどを占められるケースが極めて多いので、そのあたりから候補を選ぶ。まずは81プロデュース所属の稗田寧々。あと向井莉生も可能性があるかもしれない。対象期間内にはそれぞれ『魔王学院の不適合者』『Lapis Re:LiGHTs』しかないが、81なら十分だろう。特に向井莉生が演じたラヴィは人気が高いキャラクターで私も好き。秋アニメを入れるなら、稗田寧々には『戦翼のシグルドリーヴァ』もある。毎回アイムエンタープライズ所属の声優も受賞しているのだけど、今年は松岡美里だろうか。アニメが世界的に評価の高い『映像研には手を出すな!』の水崎ツバメ役。これも結構好きな声なので受賞したら嬉しい。篠原侑も最終年だと思われるが、昨年受賞しなかったのでどうだろう。他に日ナレ出身では天野聡美もあるかもしれない。

ここ数年はプロ・フィットも毎年受賞しているけど、今回は難しい。高柳知葉は結構出ていたけど、デビューから5年を超えてしまっている。とはいえ、候補にはあがるか。首藤志奈は来年かな。また昨年、新人賞に本業女優、俳優を入れるという暴挙をやっていたが、それが今年もないとは言えない。『映像研』の主演だった伊藤沙莉が受賞する可能性がある。最近注目されている女優で、声が特徴的だし、受賞となれば声優アワードが各メディアで取り上げられるというメリットがある。昨年は今まで受賞がなかった大沢事務所から島袋美由利が取ったので、小原好美も考えられるが、もう新人女優賞という感じでもないな。割とプリキュア声優が受賞することが多いので、依田菜津(キュアフォンテーヌ)、河野ひより(キュアスパークル)あたりも候補だろうか。前者はアーツビジョンなので事務所的にも強い。

歌唱賞

歌唱賞は『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』が本命かなあ。アニメが10月スタートなので来年ということも考えられるが、他に候補らしい候補もいない。たとえば『22/7』はCD売上的には結構いいんだけど、ほとんど複数買いだからファンの数は極めて少ない。バンドリ系のユニットは2年連続になりそうだからないだろうし。

まとめ

私が勝手に選んだ候補から、さらに私が勝手に有力な方をピックアップして予想をまとめる。このブログの予想は

主演男優賞:花江夏樹
主演女優賞:石川由依
助演男優賞:日野聡、浪川大輔
助演女優賞:高橋李依、上田麗奈
新人男優賞:ー
新人女優賞:稗田寧々、向井莉生、松岡美里、伊藤沙莉、依田菜津、高柳知葉
歌唱賞:虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

ということにしておく。さてどうなるか。結果が発表されました(3月6日追記)。

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2021年(第15回)の声優アワードが発表された。受賞者と感想を残しておく。ちなみに予想はこちらから。 主演男優・女優賞 主演男優賞は津田健次郎だった。予想では『鬼滅の刃』の花江夏樹を挙げていたが、やっぱり対象期間外というこ...
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