声豚が3ヶ月間VTuberを見て色々思ったこと、あと好きなVTuber

声豚の定義に明らかなものはないけど、声優を追いかけてきた上に、演技至上主義ではなく、アイドル声優を歓迎している私は、たぶん客観的に見れば、声豚の範疇に入るのではないかと思う。声優業界はここ数年、大きな盛り上がりを見せていて、地上波に声優が進出したり、憧れの職業に声優がランクインしたり、社会的な地位が向上している。

一方で、オタク界隈では、VTuberが大きなブームになっている。ただ、私は声優がずっと好きだったので、VTuberにはあまり興味がなかった。黎明期には、声優が声を当てているケースが多かったため、注目していたことがあった(キズナアイ、ときのそら、ミライアカリ、YUAなど)ものの、それ以降はただの配信者がガワを被っただけの存在となっていたため、特に興味が沸くことはなかった。

様々なまとめサイトなどで、バチャ豚がカオナシ(まともなコミュニケーションが出来ないため、金銭でVTuberの関心を取ることを揶揄した表現)と呼ばれているのに共感して、私も彼らを見下していた節はあったし、実際に現実のキャバクラに行けない陰キャ用のバーチャルキャバクラだと思っていたのは否定しない。

ただ、何も知らないのに決めつけるのは良いことだとは思えないし、VTuberがキャラクターボイスを当てるケースが増えてきていて、このブログでも取り上げる機会が増えてきている。

声優業界はVTuberに蹂躙されてしまうのか?ホロライブの声優進出が相次ぐ
バーチャルYouTuber(VTuber)の声優進出が相次いでいる。これまでもサービス終了のために取り止めにはなったものの『サクラ革命』で、白上フブキと宝鐘マリンを声優として起用したり、声優ユニット『電音部』でVTuberのグループが存在し...

そこで、一念発起して今年の1月からVTuberの動画を手当り次第に見始めた。とはいえ、自由になる時間には限りがあるので、何時間も生配信を見るわけにいかない。幸いにもVTuberには切り抜き動画という、何時間もある配信の面白い部分をカットして編集した動画がある。それは長くても10分程度なので、ありがたく活用させてもらった。気に入ったVTuberに関しては生配信も見た。VTuber歴としては、にわかオブにわかであるが、お手柔らかにお願いしたい。

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動画をたくさん見た感想

まず感じたのは、VTuberはみんな喋りが上手い。ただこれは、ゲーム配信が主というのが理由の一つとしてあるとは思う。ゲーム自体の面白さとVTuberの面白さを錯覚している可能性は無視できない。

とはいえ、数多ある他のゲーム配信動画と比較しても面白いし、VTuberの雑談配信も全然聞ける。リスナーのコメントを拾うのも上手いし、リスナーと一緒に配信を作っていく感覚があるので、のめり込む人がいるのも理解できる。VTuberの中の人は元配信者が多いようなので、元々そういうスキルが高いのは事実だと思うけど、それだけでなく、二次元のキャラクターを纏っているのが雑談が面白く感じられる要因のひとつかもしれない。

VTuberは、あくまでキャラクターの発言というフィクション性二次元的記号性を備えている。キャラクターがそれぞれのVTuber設定を決めているので、見た目や設定で人物像がある程度予測できる。

ところが、配信を重ねるにつれて、その措定された設定を逸脱するような言動が出てくる。例えば、ホロライブ6期生のラプラス・ダークネスは秘密結社を統べる総帥という設定であるが、裏では礼儀正しく、女の子らしい可愛らしさもある。これは要するに中の人の素が出ているということなのだが、違う姿を見せてくれるのは親近感に繋がる(いわゆるギャップ萌え)。

また、VTuberのフィクション性は、大きすぎるリアクションもお寒く感じさせず、強めの暴言もマイルドに感じさせる。全てがロールプレイの範囲内のように映る上に、人間ほどに多様な表情ができないので、殺伐としにくい。声優のような生身の人間は(お笑い芸人なら許されるかもしれないが)キャラクターのような記号的表現に適していないので、似たことをやると無理している雰囲気が出てくる。許容される表現型が二次元キャラクターの方が多彩なので、面白く感じるのだと思う。

また、切り抜き動画という文化のおかげで、新規がすごく入りやすい。切り抜きというと、そのキャラクターの一面しか見えないような気がするが、複数の切り抜き動画を見ることによって、それぞれの切り抜き動画がキュビズムの絵のように一体になって、そのVTuberのおおよそが理解できる。ある意味、5時間の配信1本を見るよりも10分の切り抜きを30本見るほうが、多面的に理解できるかもしれない。

そのキャラクターのエッセンスが10分程度で理解できるので、新規が入りやすい。私も全く苦労せず、有名VTuberの概観を知ることができた。最近、声優ラジオも稀に切り抜き動画を公式で制作していることがあるが、良い取り組みだと思う。その声優を好きになっても声優ラジオを聴くほどでは…という人はかなり多いと思うので、どんどんやればいいのに。(切り抜き師が表に出過ぎてるときがあるのはちょと嫌だけど…)

あまり行儀の良い行為だとは言えないと思うが、元々声豚だったせいか、どうしても中の人が気になってしまう。それでどうだと言うわけではないけど、気になるVTuberを見つけたら「前世」とか「中の人」で検索するのがやめられない。顔写真が出てこないと少しホッとする。

声優業界の最近の傾向としては容姿も一定以上が求められるし、容姿が優れている声優は売れやすい。ただVTuber界隈は、あまりそんなことがないように思える。顔を出す必要のない仕事だから当然といえば当然なのだが、ある意味では、声優業界よりも声や喋りを重視しているとも言える。声優がアイドル化することに萎えて、VTuberに移るオタクが跡を絶えないのも宜なるかな。

潤羽るしあの騒動について

私がVTuber動画を漁っているさなかに、潤羽るしあとキズナアイの騒動が発生した。潤羽るしあは、まふまふとの交際が疑われ、その後、第三者への情報漏洩や虚偽申告といった契約違反行為のために契約解除。現在は、みけねことして活動している。

同時期に、キズナアイに関しても、中の人がコレコレにななもりの浮気を暴露したが、KizunaAI株式会社は、キズナアイは無関係として声明を出した。ただ、キズナアイと潤羽るしあとはVTuberの性質が異なる。春日望はあくまでキズナアイの声帯でしかなくて、動画には台本がある。春日望は基本的にそれに沿って喋っているだけだ。一方で、潤羽るしあをはじめとする今のVTuberは、配信者に二次元の絵を着せただけなので、キャラクター形成において中の人の割合が極めて大きい。Vライバーという言葉もある。

声豚の私からすると、恋愛至上主義の女性たちが自分の恋愛遍歴や、好きな男や嫌いな男の条件を披露する番組に出演していた人が中身のVTuberにガチ恋をしていた人がいること自体が奇異に映る。声優だったら、アイドル的人気はまず出ないと思う。(最近の若い世代は、恋のから騒ぎを知らないのかもしれない。)

VTuberのファンたちは、中の人と外の人を明確に切り離しているということなんだろうけど、実際には切り離せるものではないし、切り離した時点で、それは潤羽るしあの真似をしている別の何かである。声優だったら、不祥事を起こしてもキャラクターに罪はないという話はまだ理解できるけど、VTuberは違う。過去も全部引っくるめてみけねこが好きだったというのなら納得できるけど、実際はそういうわけでもない人もいるようだし。

ホロライブとにじさんじ

「やらおん!」あたりのまとめブログではアクセス稼ぎのためなのか、ホロライブとにじさんじの対立煽りをしているのがよく見られる。実際にホロライブのファンとにじさんじのファンが仲が悪いのかどうかは知らないが、確かに雰囲気は違う。

にじさんじは男のVTuberとの絡みが多い。ホロライブはアイドルを自称しているので、男のVTuberとの絡みはあまりない。まあ、私も好きな声優のスキャンダルが出てきたら横になるタイプの人間なので、男とほぼ絡まないというのは正直言って安心できる。ただ、ホロライブの方が男関連のスキャンダルが多いのは気のせいだろうか。

あくまで私の感想なのだが、ホロライブはアイドル的であろうとするせいか、ビジネス臭が強い。ビジネスだから当たり前っちゃ当たり前なんだけど、みんな少し無理してるような印象を受けてしまう。忙しそうだし。ほぼ毎日配信なんて自分にはできない。特に、興味もないゲームの案件なんて絶対無理だわ。頑張ってる子だと昼夜配信したりして、それ以外にボイトレやらレコーディングやらなんやら、一般アイドルよりも大変そうだ。

にじさんじは割と自由で、みんな好きなことやってるっていうイメージがある。配信も週1とか月1の頻度の人もいるし、なんなら3年も配信していない幽霊もいる。かつてYouTubeで「好きなことで生きていく」みたいなキャッチフレーズがあったが、それに近いと思う。なので、箱全体の雰囲気はにじさんじの方が好き。

好きなVTuber

最後に私が好きなVTuberを紹介して、終わりにする。ほのVTuberにも良いところがあってなかなか選べないけど、特に好きな人たちを挙げる。最初はランキング形式にしようかと思ったが、順位をつけるのもあれなので、横並びで列挙したい。ただ最後の3人だけは個人的なTOP3だと思ってもらって問題ない。個人勢があまり見れてないから、これから見ていきたいと思っている。

月ノ美兎

まずは、月ノ美兎。にじさんじ所属。月ノ美兎だけは配信初期から割と好感を持って見ていて、清楚な見た目とはギャップのある趣味が話題になって一気に売れていた。高い企画力があって、ファンを差別したくないという思いからメンバーシップを解禁していなかったり、ヘッダーが真っ白だったり、芯のある女性だなと思う。『バーチャルさんはみている』とかいう超弩級のクソアニメに出演していたときに、当時やっていた別のブログでボロクソ書きまくったが、月ノ美兎だけは褒めていた気がする。もうアニメの内容を忘れてしまったので、なんで褒めてたのかも忘れたが(贔屓もあったかも)。

さくらみこ

ホロライブ所属。いわゆるポンコツキャラで、ゲームしてるだけでハプニングが起きて面白い。ただポンコツなんだけど、単なるポンコツじゃなくて喋りが普通に上手い。リスナーや別のライバーに毎回からかわれているけど、リアクションやコメ捌きが巧み。加湿器を水を入れずにずっと使用していたというエピソードは伝説となっていて、声優界におけるiPhoneシャワーのように擦られ続けている。エロゲの愛好家としても知られる。

猫又おかゆ

ホロライブ所属。これはもう単純に声が好きで、猫キャラだけあって自由でのんびりした雰囲気でひとり喋りが心地よい。ベッドの中で聴きたくなる。イタズラ好きな感じもあって、コラボ相手をからかったりするのも、見ていて楽しい。ウマ娘のセイウンスカイに似ていると思う、個人的には。メンバーシップ限定ではえっちな配信もやってくれて最高だわ。あのHIKAKINも好きだし。

橘ひなの

ぶいすぽっ!所属。橘ひなの自身の配信はあまり見たことないんだけど、kamitoとの通称「おれあぽ」の絡みがてぇてぇすぎる。VTuberはホロライブでなくても、一種のアイドル的な側面もあるから基本的に異性のVTuberとの恋愛は御法度に近い。ただ恋する女の子はかわいいというのも間違いなく事実で、2人の掛け合いはラブコメを見ているような雰囲気がある。お互い恋愛感情はないと断言しているが、個人的にひなーの→kamitoは少なからず想ってるんじゃないかって気がしてるんだが(厄介)。

剣持刀也

にじさんじ所属。男のVTuberはあんまり見たいと思わないけど、剣持刀也の配信は面白かった。理系の知識は微妙だけど、教養があってワードセンスが抜群にいい。MCもできる。リスナーも空気の読める人ばっかりで、配信者とリスナーの一体感が最も強い。お絵かきの動画では絵が下手な参加者もいじって面白くしてもらえる。好みでない案件は断ったり、メンバーシップを作らなかったりするのも、拝金主義的でなくて、本当に配信を楽しんでいる感じがして良い。

姫森ルーナ

ホロライブ所属。語尾に「~のら」とつけたりロールプレイという点では最もキャラ作りをしている。キャラが強い分だけ、そのキャラが崩壊したときの破壊力が凄まじい。エレクトーンが上手かったり、CやCOBOLが書けたり、ガンプラまでも嗜んだりするルーナ姫は本当に育ちが良いんじゃないかと思う。ルーナイト(ルーナのリスナー)も精鋭揃いで面白いけど、逆に参加づらい感もあるのが玉に瑕かな。

でびでびでびる

にじさんじ所属。いわゆる「でび虐」が面白い。意図してやっているわけではなのに、そうなってしまうところに才能を感じずにはいられない。特ににじさんじの麻雀大会は伝説的な負けっぷり。でびちゃんの反応も幼児退行したりしてかわいい。人間の姿をしていないのに、人間よりも表情が豊かで絵のリアクションを見ているだけでも笑っちゃう。

常闇トワ

ホロライブ所属。まず、歌が好き。特に『FACT』は名曲だと思う。今までVTuberの楽曲には見向きもしていなかったけど、これを聴いてイメージが変わった。ハスキーな声が曲の雰囲気にすごくマッチしている。色んなVの曲を聴いたけどやっぱり常闇トワが一番好き。ゲームや配信に対しても、すごく真摯で一生懸命なのが伝わってくる。日頃は冷たいような言動をしてるけど、実は人一倍ファン想いだと思う。単純に応援したくなる。

次に主にコラボ動画とかで、話を掻き回すようなトリックスター役を(しらずしらず?)担当していることが多くて、トワ様が参加している企画はハズレが少ない。最近はAPEXを主にやっているけど、常MOS(常闇トワ、大神ミオ、大空スバル、猫又おかゆ)の『Raft』が面白い。トワとおかゆがスバルをいじってミオに助けを求めるけど、ミオしゃに梯子を外されるという流れが大好き。

沙花叉クロヱ

ホロライブ所属。お風呂に1週間入らないとか、スロ叉カスヱとか、蟻を食べたとか、おもしろエピソードはいっぱいあるけど、正直そんなことは些末なことで、単純に好き。現実世界で恋愛したとて、なんで好きなんですか?と理由を聞かれて、まあ顔が好みとか、性格が良いとか、話が面白いとか、まあ理由をいくつか並べることはできるけども、実際は結局なんとなくだと思う。好きになるって本来そういう曖昧なものだと思う。私にとって沙花叉クロヱは、そういう意味で好き。なぜか分からないけど好きになった。それだけ。

笹木咲

最後は笹木咲やよー。にじさんじ所属。不憫なキャラ扱いをされているけど、にじさんじのマリカ大会では奇跡的な逆転優勝を収めたり、Fall Guysの大会でもラストクラウンになったり、実は持ってる。だけど、それは運がいいというわけではないと思う。2018年に、好きなゲームができないという理由でにじさんじを一時卒業した笹木咲の、ゲームに対する思いの強さに引き寄せられた結果だと思う。笹木咲はゲームが本当に好きなのが分かるから、彼女が楽しんだり、悔しがったりする色々な表情にこちらも共感できる。ゲーム配信者として理想的なVTuberだと思う。

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こえのおと
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